小児救急看護認定看護師は小児救急外来における診察や患者、家族ケアを行うスペシャリストです。
小児看護は1次救命で軽度な症状の患者が多いです。
小児医療不足が叫ばれている中で、小児患者への適切な対応ができる看護師の需要は高くなっています。
2004年に認定看護師に特定されて、2009年に基準カリキュラムの改定が行われたのが「小児救急看護認定看護師」です。
小児患者は大人と違いデリケートで、時には早急な治療が必要な重症患者も紛れています。
また、小児救急は軽度な症状でも親が重症だと思い込んで勘違いしている場合もあり、混乱しているケースもあります。
小児救急看護認定看護師は豊富な経験と知識を生かして的確に患者の症状を判断して家族に対しても速やかに丁寧な説明をおこなます。
小児救急看護認定看護師は、単に来院してきた小児患者の看護だけではなく、子供への虐待や育児能力の低下している家族に対する適切な対応と支援をするという役割もあります。
目次になります。
小児救急看護認定看護師になるには
・日本看護免許を持っている
・免許取得後、実務経験5年以上、認定分野3年以上であること
・認定看護師教育機関(課程)修了していること。
・教育機関は6ヶ月以上昼間に連続した教育であること
小児救急看護分野の認定看護師を取得ための実務経験は次の3つの条件を満たしていることが望ましいと看護協会が定めています。
・小児救急患者やその家族の看護を5例以上担当した実績を有すること。
・現在、救急看護または小児看護に携わっていること
小児救急看護認定看護師になるのは認定試験を受けて合格すると資格えることができますが、この認定試験を受けるまでの難易度が高いです。
認定試験の合格率は90%以上なので、ここまでくれば資格取得は目の前と言えるでしょう。
しかし、しっかりと勉強をしていれば受かる試験なのですが、油断はしないようにしましょう。
小児救急看護認定看護師の教育機関
2018年現在の小児救急看護認定看護師の教育機関はこちらです。
・国立がん研究センター東病院 認定看護師教育課程(千葉県)
・東京医療保健大学放射線看護研修センター(東京都)
・静岡県立静岡がんセンター 認定看護師教育課程(静岡県)
・久留米大学認定看護師教育センター (福井県)
小児救急看護認定看護師の評判やイメージ
勝手な認定看護師のイメージ
救急:勢いだけ
集中 :完璧主義
皮膚:回診
感染:綺麗好き、データ大好き
がん系:優しい
手術:マニアック
認知症:変わってる
糖尿病:血糖大好き
嚥下:一緒に食事したくない
脳卒中:なんかのスキルを隠してそう
小児救急:小児と付くだけでこんな違うのね— おちょこ (@O_Oo333) 2018年10月9日
私、マジメに危機を抱いています。養護教諭の皆さんでなにか活動を展開する計画があるなら全面的にバックアップします。この前、小児救急看護認定看護師たちが集まって日本PALS協会を組織したみたいに、養護教諭の有志の皆さんが立ち上がることを期待しています。
— めっつぇんばーむ (@blsfainst) 2013年12月4日
成人救急分野にも役立つ看護師の仕事の核の一つと言っていい患者評価を学ぶPALSやPEARS。
今の成人の救急外来で働く人たちにも是非受けてもらいたいなー。
経験と知識が結びついて、すごく看護師さんの能力が引き出せると思う。小児救急看護認定看護師としても思いますね。
— Tanaka (@blsaclspals) 2018年12月10日
[char no="1" char="元・医療従業者"]幼い子供の看護というと、ガラリと処方する技術や薬、対応が全然違うはず。私は工学技師でしたので、ご年配の人しか診たことがないのですが、同僚の看護師さんの意見を聞くと違った大変さが多いと聞きました。[/char]
小児救急看護認定看護師の役割と求められるスキル
小児救急看護認定看護師の役割は、単に来院してきた小児患者の看護をするだけではなく、子供の虐待や育児能力の低下している家族に対する適切な対応や支援を行うことも含まれています。
小児救急看護認定看護師は重症患者を見極めるには高度なトリアージ能力が求められ、小児救命技術や、小児救急看護技術など現場で看護実績能力と豊富な知識が必要です。
認定看護師として習得したスキルを現場で発揮する事はもちろん、心配している親に対してのケアの大切な業務です。
こうした専門性が高い小児救急看護においては認定看護師として現場の対応や、職場全体のケアや同僚の指導、相談を担う役割もあります。
小児救急看護認定看護師は患者の症状や状況から生活に問題を抱えている親子の早期発見を行い、指導や相談予防策を講じる役割があります。
小児患者とその家族の援助だけにとどまらず、育児支援という広い視点から支援することのできる高い看護スキルが必要になります。
小児救急看護認定看護師が活躍できる職場
小児救急看護認定看護師は主に小児医療専門の医療機関で活躍していきます。
1次救命に当たる小児外来をはじめ、救急外来や小児病棟などが配属先になります。
小児医療不足や家庭でも育児能力が低下している事、さらに小児救急医療体制にもよって、現在小児救急外来の対応力が問題視さてるようになります。
加えて子供の虐待や事故なども一向に沈静化しないために少子化という社会問題に相反して小児救急看護という分野におけるスペシャリストの需要は引き続き高まるものだと考えらています。
他にもクリニックや障害者向けの施設でもスキルと生かした働き方ができます。
現在では小児救急看護認定看護師は子供病院や小児医療センターといった小児専門の医療機関挙げられています。
小児救急看護認定看護師になるために
小児救急看護認定看護師になるには教育機関に通う必要があります。
その入学金や授業料、実習費用、認定調査費用や認定費用などで100万円以上の多額の費用がかかってしまいます。
病院によっては認定看護師になるために支援してくれるところがあります。
その支援とは、金額の負担や教育機関に通っている期間を休暇扱いにしてくれるところがあります。
なので、小児救急看護認定看護師を目指すにはそのようなところに転職してみたはいかがでしょうか。
まとめ
小児医療は深刻な医師不足により高い能力を持った小児救急看護認定看護師のニーズは高くなっています。
小児救急看護認定看護師は通常の外来にあたる1時救急の患者と家族ケアが中心です。
最も必要なのはトリアージ能力になります。
