透析クリニックは血液透析の治療を専門とするクリニックです。

私は臨床工学技士として透析クリニックに6年半務めていまして、看護師さんには非常にお世話になり、大変感謝しております。

今回は私が経験した透析クリニックの現場のリアルからメリットについて解説します。

 

透析クリニックとは

透析クリニックは腎不全の患者さんを対象として血液透析を専門とするクリニックです。基本的には受け入れられる患者数は決まっていて、1日に来院する患者数も決まっています。

透析の治療は週三回4時間行います。

 

スタッフは医師、看護師、臨床工学技士、看護助手、栄養士、臨床検査技師がいます。

人数は大学病院や総合病院と比べて少なく、アットホームな雰囲気です。

 

基本的には残業や深夜帯の勤務はないですが、夜10時〜12時までの準夜勤というものもあり、場合によっては朝の勤務から準夜勤まで通しで行うこともあります。

通し勤務は辛く感じるかもしれませんが、多くのところは2日分働くことになるので次の日を代休としておやすみにしてくれます。これにより週休3日みたいにできます。

 

地方によっては、1週間のうち3日しか透析クリニックを開けておらず、その代わり朝から夜までという透析クリニックもあります。

 

そこでの看護師さんの仕事は透析開始のために患者さんへ穿刺して、徐水量の計算、バイタル測定、返血などの一連の業務や医師に付き添い患者さんの情報収集、その日の終わりに反省会などです。
透析開始から終了までの一連の業務を一切ここなわず、代わりに臨床工学技士が行い、患者さんの情報収集など看護師にしかできない業務だけ行うというところもあるようです。

 

透析クリニックへ転職のデメリット

透析クリニックへ転職のデメリットについて解説します。

 

1.人間関係が大事になる

透析クリニックのスタッフは一般の病院に比べて人数が少ないので、嫌だと思うスタッフとも顔をあわせないといけなくなります。

それが看護師だけでなく、臨床工学技士や臨床検査技師など他の職種の人もいます。

 

中途で入ってきて、少しベテランな臨床工学技士が転職してきたときに色々と文句を言われてイラついている看護師もいました。

上手く調和ができればいいのですが、こればかりは現場によって違うので対策のしようがないですね。

 

またスタッフでなくても透析患者さんとはも長い付き合いになります。

透析患者さんが透析の治療をしなくて良くなることは基本的にと言いますかほとんどないです。腎移植か転院、もしくは亡くなった時です。

 

患者さんがクリニックの対して不満が出て転院するようでしたら問題ですし、ボーナスの査定に響くかもしれません。

医療者は患者さんを選べないのでしっかりと向き合っていかないといけないです。

 

2.雑務が多い

掃除や発注などの雑務が多いです。

クリニックによっては係を決められるところもあり、係りによっては嫌がる看護師もいました。

 

特にパソコン係というものを嫌がる看護師が多く、よく相談を受けていました。

なのでもしあなたがパソコン関係に強ければ重宝されるかもしれませんね。

 

3.忙しい時間と暇な時間の差がある

透析クリニックの場合、特に忙しい時間は透析開始と終了時です。

患者さんは基本的には4時間じっとしているので、圧力センサーによる警報がなったときの対処や、定期的にバイタルチェックを行うとき以外は雑務をしています。

 

お昼時とかは交代で休憩に行き、緩やかに雑談を交えながら仕事をしているところもあります。

そのかわり終了時は一斉に動きますのでスタッフの連携が必要になります。一度イレギュラーが起きれば混乱してしまうこともあるでしょう。

 

人数が限られているため、常に冷静に効率よく動くことが求められてきます。

そんな中で楽な仕事を選んでいるとサボっているという風に見られかねないので注意が必要です。

 

透析クリニックのデメリットについての私の感想

透析クリニックは良いメリットがある反面、以上のようなデメリットも存在します。

自分にとってどのような現場で働くのがやりやすいのかを比べて見て転職を決めて見てはいかがでしょうか。

また、転職サイトでは色々とアドバイスをしていただけるのでそちらも合わせて参考にして見てください。

 

透析クリニックへ転職のメリット

透析クリニックのメリットについて解説します。

 

1.仕事がスケジュール通りに行くことが多い

特に昼間の場合は、患者さんが来院する人数や時間が決まっているので、その日1日のスケジュールが組みやすいです。

治療時間もほぼ4時間と決まっているので、開始時間を調整すれば終了時間も調節できるので、頭の中でイメージしながら行動できます。

透析の治療が始まれば、時間おきにバイタル測定をすること以外は基本的に監視でいいので、ぞの時間に発注などの雑務をこなす看護師が多いです。

 

2.休みを取りやすい

透析患者は年末年始も祝日も関係なく治療を受けないといけないため、透析クリニックはクリニックは祝日が休みになるとか、ゴールデンウィークがあるようなところは基本的にはありません。

流石に元旦だけはスタッフも患者さんも休みたいということもありおやすみになるところもありますが、その場合の透析のスケジュールが1日ずれます。

 

祝日に休みはないですが、夏季休暇や冬季休暇は与えられて、期間内に消化しろと言われます。

透析クリニックはシフト制のところが多く、看護師以外にも臨床工学技士がいるのでスタッフと相談の上、または早い者勝ちで連休をとる看護師もいます。

9連休を取る人もいましたが、有休と組み合わせて1ヶ月ほど海外へ旅行へ行く看護師もいました。

 

3.急変が少ない

透析クリニックへ通う患者さんは基本的には元気な人ばかりです。なので比較的安定して治療を終えます。

中には徐水量が多くて血圧が下がる患者さんも出たりとイレギュラーもありますが、事前に対策をしていればそれも防げます。

 

4.クリニックが潰れる心配が基本的にない

透析患者さんは年々増えています。その数は1万人以上です。

多くの透析クリニックは近隣の大学病院や総合病院などと密接な関係を築いてくれていて、そこの病院で透析が導入された患者さんを紹介してくれます。

 

転院された患者さんがその透析クリニックを気に入ってくれたら、そこからずっと通ってなかっったらプロパイダれることになるのでクリニックに利益が出ます。

なので、透析クリニックが潰れるということはその地方の人口の理由などなければ基本的にはないでしょう。

 

まとめ

透析クリニックへの転職のはこのようなメリットがあります。

他の施設勤務体制と比べてみて検討してみてはいかがでしょうか。